占い好きブロガーのよむ子です!
ホロスコープを読むために重要なものが、天体同士の角度です。
その天体同士の角度のことを、占星術ではアスペクトと呼びます。
今回は、そのアスペクトについて簡単に説明していきますね。
アスペクトについて
ホロスコープ作成:heliocentric占星術
アスペクトにはメジャーアスペクトやマイナーアスペクト、そして複合アスペクトの3種類があります。
それぞれのアスペクトによって、天体同士で生まれる影響がわかります。
その中でも今回は基本のメジャーアスペクトと、代表的な複合アスペクトについて説明しますね。
メジャーアスペクト
コンジャンクション:0度
良くも悪くも、お互いの天体の性質を強め合うアスペクトです。
同じ目標に向かって、一直線に突き進むというようなイメージですね。
ただしエネルギーが強いので、場合によっては衝動的になってしまう傾向もあります。
コンジャンクションは強調と衝動!
セクスタイル:60度
お互いの天体の性質を、補い合うアスペクトです。
サインは「火と風」「水と地」のような関係のため、それぞれがお互いのために協力するというイメージです。
ただし片方の天体に合わせ過ぎると、天体自身の持つ性質が弱くなってしまうこともあります。
セクスタイルは発展と柔軟!
トライン:120度
お互いの天体の性質の、長所を引き出すアスペクトです。
サインは同じエレメントなので、お互いの天体がセクスタイルよりも自然に発展してしまう良い関係です。
ただし大きな衝突が起きないため、天体同士の性質が間延びしてしまう傾向もあります。
トラインは調和と妥協!
スクエア:90度
お互いの天体の性質が、ぶつかり合うアスペクトです。
サインは「火と水」「風と地」のような関係のため、天体同士の性質は安定しづらいです。
しかし、反発することで互いに何かを実現しようとするので、場合によっては成長することもできます。
スクエアは反発と成長!
オポジション:180度
お互いの性質が、対立するアスペクトです。
サインは「火と風」「水と地」のような関係のため、上手くいけばお互いの弱点を補い合える関係です。
そのため、安定はしづらいですが、何かを表現する際の原動力となる場合もあります。
オポジションは対立と原動力!
インコンジャンクト:150度
別名クインカンクス。マイナーアスペクトですが、当サイトではメジャーアスペクトとして扱っています。
お互いのサインは2・3・4区分とも全て違うので、考え方が一致しなかったり、理解できない傾向にあります。
見えない葛藤や摩擦の多いアスペクトですが、努力次第では才能として磨かれる関係でもあります。
インコンジャンクトは葛藤と才能!
複合アスペクト
グランドトライン
トラインの組み合わせによって作られたアスペクトなので、トラインより安定しています。
それぞれの天体の長所をあまりにも自然に引き出せるので、大きな苦労がないとも言えます。
しかしあまりにも順調すぎるため、場合によっては甘えが出たりすることもあります。
グランドトラインは安定と甘え!
ミニトライン
トラインとセクスタイルの組み合わせなので、長所を引き出しつつも努力します。
トラインが間延びしそうになると、セクスタイルで発展させようとします。
自然に伸びていくというアスペクトではありませんが、その分試行錯誤してより良くなる関係です。
ミニトラインは努力と試行錯誤!
Tスクエア
オポジションとスクエアの組み合わせなので、反発と対立が両方起こります。
そのため、課題は多いですが、それを克服しようとします。
苦労があるかもしれませんが、その分とても努力して乗り越えようとする関係です。
Tスクエアは課題と克服!
グランドクロス
Tスクエアよりも、さらに困難や障害が多くなってしまうアスペクトです。
天体のサインの3区分は同じですが、4区分が全て異なるため、手段は同じなのに目的が違うというイメージになります。
だからこそ、自分の限界以上のことを達成できてしまう可能性もあります。
グランドクロスは困難と達成!
カイト
グランドトラインにオポジションとセクスタイルが組み合わさるので、完全には安定しないアスペクトです。
ですがその分、グランドトラインを持つ天体の性質を、発展させることができます。
甘えることがないので、ほどよい緊張感があります。
カイトはほどよい安定と緊張感!
ヨッド
インコンジャンクトとセクスタイルが組み合わさるので、葛藤や苦悩を表すアスペクトです。
セクスタイルがあるので努力するのですが、ヨッドによりその力は限定されている…というイメージです。
もしくは試行錯誤していく中で、「その一点において才能が磨かれる」と言ってもいいのかもしれません。
ヨッドは試行錯誤と才能!
オーブについて
アスペクトの許容範囲のことを、オーブといいます。
オーブが狭い(度数が少ない)ほど天体への影響が強まり、逆にゆるいと影響は弱まります。
オーブの取り方は好みによって様々ですが、当サイトでは松村潔先生のオーブを採用しています。
コンジャンクション:6度
セクスタイル:4度
スクエア:6度
トライン:6度
オポジション:6度
インコンジャンクト:3度
オーブはアスペクトの許容範囲!
まとめ
全てのアスペクトには、メリットとデメリットがあります。
なので単純にアスペクトの吉凶を読むのではなく、生まれ持った資質をどう活かすかを考えると良いですね。
アスペクトの解釈は難しいですが、そんな時におすすめの本を紹介しますね。
おすすめの本
この本は、全てのメジャーアスペクトと一部のマイナーアスペクトについての解説が網羅されています。
意味の解釈は難しいですが、一度でも松村潔先生の本を読んだことがある方なら大丈夫だと思います。
かなり高価ですが、10天体ごとの詳しいアスペクト解説が読めるのでおすすめです!
松村先生の本については、【独学占星術】初心者向けおすすめ本3冊+αと勉強法についての記事も参考にしてみてくださいね。
独学占星術の基礎講座
① 入門書と勉強法
② ホロスコープの簡単な読み方
③ ASC, DES, IC, MCの意味
④ 12サインの意味
⑤ サインの2, 3, 4区分の意味
⑥ 10天体の意味
⑦ 12ハウスの意味
⑧ メジャーアスペクトの意味
⑨ ホロスコープの応用的な読み方